インハウスライターとは?企業にいる「ライター」という役割

オウンドメディアやSNS、YouTubeなどのメディアの発展に伴い、コンテンツマーケティングに力を入れる企業が増えています。
コンテンツを制作するうえで、欠かせない職種の1つが「ライター」です。コンテンツの執筆はもちろんのこと、企画提案や市場調査など、担当する業務は多岐にわたります。

本記事では、ライターの働き方の中でも、企業に所属する「インハウスライター」について紹介します。
具体的な仕事内容やキャリアプランも解説しているので、”ライターとして働きたい”と考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

インハウスライターとは

「インハウスライター」とは、特定の企業に所属し、社内の専属ライターとして働く人のことを示します。

「インハウス」とは、「社内の」「組織内の」という意味をもつ言葉です。企業などで、ある業務を外部の事業者などに発注せず、自社の組織や人員で運営することをインハウスといいます。「インハウスデザイナー」や「インハウスマーケティング」がその一例です。

メディアが発展するにつれて、メーカーなどの事業会社自身がコンテンツを制作する機会が増えています。
制作が増える中でも、社内との連携がとりやすく、スピード感のある制作を行うために、内製化が進みつつあります。このような流れを受けて、ライターを内製化する企業が増えているのです。

なぜインハウスライターが求められるのか

コンテンツ制作に欠かせない「ライター」。

この章では、
「インハウスライターって、代理店や制作会社のライターとどう違うの?」
「インハウスライターとして働くメリットとは?」

と疑問に感じる方に向けて、インハウスライターが求められる理由を解説します。

ブランドを理解した制作ができるから

インハウスライターは事業会社に所属するライターであり、ライティングで扱う内容は、自社の商品やサービスであることがほとんどです。

そのため、商品やサービス、ひいては企業ブランドを理解したうえで、制作を行えます。

代理店や制作会社がライティングを担当する場合は、企業や商品・サービスの理解から始めなくてはならず、インハウスライターよりも情報のインプットに時間がかかる可能性があります。

インハウスライターであれば、企業の中の人目線で制作ができるので、商品やサービスの詳しい内容を取り上げられたり、ユーザーや外部の担当者では気付きづらい隠れた魅力を伝えたりすることが可能です。

コミュニケーションコストがかかりにくいから

コンテンツ制作では、企画→制作→修正→公開→効果検証など、様々な工程が必要です。
これらの工程一つ一つの中で細かいやり取りが発生すると考えると、コミュニケーションにかかるコストは膨大なものになります。

ですが、インハウスライターがいることで、代理店や制作会社へ依頼する場合と比較して、コミュニケーションコストを下げることが可能です。

社内の情報を把握しやすかったり、社内の他の制作メンバーとの連携が取りやすかったりと、スムーズにコミュニケーションが取れるため、コミュニケーションコストの削減が実現できます。

制作に関するノウハウを蓄積しやすいから

内製化することで、制作に関するノウハウを社内に蓄積しやすいというメリットもあります。

制作を外部に委託する場合、依頼する企業自身がコンテンツの概要や効果をすべて把握することは難しく、自社に適したコンテンツであるか判断しにくいというデメリットが生まれてしまいます。

インハウスライターを活用して社内でコンテンツ制作を行うことで、ノウハウを社内に蓄積することが可能です。
成功事例やノウハウを他部署などに展開しやすいため、企業全体のコンテンツマーケティングのクオリティを高めることにもつながります。

インハウスライターの仕事内容

ここからは、インハウスライターの具体的な仕事内容を見ていきましょう。
インハウスライターの主な仕事内容は、以下の通りです。

  • オウンドメディアなどを含むWebコンテンツの制作・運営
  • SNS、メルマガ、キャンペーンなどプロモーションに関わる執筆、運用
  • コピーライティング
  • 社内外に発信するプレスリリース作成 など

インハウスライターは、主にWebコンテンツの制作業務やプロモーション業務、社内外に対する広報業務を行います。

企業によっては、制作の企画・執筆だけではなく、効果測定や改善施策の提案まで担当する場合もあります。
代理店や制作会社では、執筆のみ、制作のみなど一部分にしか携われないこともありますが、インハウスライターでは一連の制作業務を担当することも可能です。

担当する範囲の違いが、インハウスライターと外部ライターの違いの1つといえます。

インハウスライターがおすすめな理由

この章では、インハウスライターがおすすめな4つの理由を解説します。

  • コンテンツ制作の一連の流れを担当できる
  • 様々な媒体のライティング経験が積める
  • 他部署と連携したコンテンツ制作ができる
  • 労働時間をコントロールしやすい

コンテンツ制作の一連の流れを担当できる

インハウスライターは、スケジュール・予算管理、戦略の策定など、制作業務以外も担当する場合があります。

コンテンツに関わる業務全体を経験できるので、「どのような目的でコンテンツを制作するか」「どのように制作を進めるべきか」「制作したコンテンツはどれくらい効果があったか」など、より広い視野を持ってコンテンツ制作を行うことができます。

様々な媒体のライティング経験が積める

インハウスライターでは、企業のライティング業務全般を担うため、様々な媒体でのライティング経験を積みやすいです。

WebコンテンツやSNS、メルマガなどの多様なチャネルでライティングができたり、販促物や社内報など紙媒体のライティングに携わることもできます。

ライティングに関する業務であれば、チャネル・媒体を問わず様々な担当できる点も、インハウスライターのメリットです。

他部署と連携したコンテンツ制作ができる

インハウスライターは、広報、人事、マーケティングなど他部署と連携したコンテンツ制作ができます。

他部署と連携したコンテンツ制作の一例には、以下があります。

  • 広報:プレスリリースの作成
  • 人事:採用サイトのコンテンツ制作
  • マーケティング:キャンペーン施策に関する販促物の制作

他部署と連携することで、他部署が持つ情報やノウハウを活用して、より精度の高いコンテンツ制作が行えます。

労働時間をコントロールしやすい

代理店や制作会社に勤めるライターの場合、クライアントの都合や案件量によって、忙しさに波があります。
原稿の締め切り前や入稿前には残業が増えてしまうこともあり、クライアントの動きに合わせて、臨機応変に対応しなければなりません。

その点、インハウスライターでは労働時間をコントロールしやすいというメリットがあります。
インハウスライターは、広告代理店や制作会社のクライアントにあたる事業会社に所属するため、比較的スケジュールの融通が利きやすいです。
また、繁忙期や社内事情を把握しやすいため、スケジュールの予測を立てやすい傾向もあります。

「ライターとして働きたいけど、プライベートも大事にしたい」という場合は、インハウスライターという働き方を検討してみることもおすすめです。

インハウスライターの「先」にあるキャリアは?

インハウスライターとして働く場合、以下のようなキャリアプランが考えられます。

マネジメント業務に携わる

インハウスライターから、コンテンツ制作全般を担当するディレクターになり、さらには制作を行う部署のマネジャーを目指すこともできます。

インハウスで制作を行う企業は、制作スキルとビジネススキルを合わせ持った人材を求めていることも多いです。これらのスキルを兼ね備えることで、キャリアアップにもつながるでしょう。

専門職としてライターを極める

専門職としてライターを極めることもキャリアプランの1つです。

インハウスライターとしてライターの基礎を固めた後、フリーランスとして独立したり、制作会社へ転職する道もあります。企業にもよりますが、制作会社で働いた方が、高いレベルのスキルが身につく場合もあります。

更なるスキルアップを求めて、環境を変えることも効果的です。

インハウスライターまとめ

特定の企業に所属して社内のライティング業務を担当する「インハウスライター」

企業や商品、サービスに一番近い立場から魅力を発信できることが特徴です。
コンテンツ制作の一連の流れに携われたり、様々な媒体のライティングができたりと、ライターとしての経験値を高めることもできます。

With Studioでは、ライターの仕事内容や働き方を紹介しています。
「ライターに興味がある」「ライターとしてスキルアップしたい」という方はぜひ参考にしてくださいね。

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