リモートワークのメリットデメリット|おすすめの職種を解説

感染症の影響により、急速に浸透してきたリモートワーク。

自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、自分に合った環境を選べるリモートワークは、新しい働き方として定着してきています。かくいう筆者も、2020年以降リモートワークを中心とした働き方になっており、オフィス勤務は数えるほどに減少しています。

この記事では、約2年間リモートワークを実践する筆者の体験談も交えながら、リモートワークのメリットデメリットを解説します。リモートワークの定義適した職種もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

リモートワークとは?

リモートワークとは、オフィス以外の場所で働くことを示す言葉です。

主な勤務場所として、自宅やカフェ、コワーキングスペース、サテライトオフィスなどがあります。
ネットワークを介して、さまざまな場所で働けることが特徴です。

また、リモートワークと似たような言葉に「テレワーク」があります。テレワークとは、「tele = 離れた所」「work = 働く」をあわせた造語で、一般社団法人 日本テレワーク協会により、以下のように定められています。

テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。

一般社団法人 日本テレワーク協会「テレワークとは」https://japan-telework.or.jp/tw_about/

リモートワークとテレワークに明確な違いはありませんが、テレワークには、場所だけではなく勤務時間も柔軟にするという概念も含まれている場合が多いです。

リモートワークの導入率とは?

社会情勢やワークライフバランスの観点から、リモートワークやテレワークを導入する企業が増えてきています。

東京都が行ったテレワーク実施率調査結果によると、対象企業の約65.7%がテレワークを実施しており、大企業だけではなく、中堅・小規模企業においてもテレワークの導入が進んでいます。業種別にみると、情報通信業の導入率が最も高く、次いで金融業・保険業、不動産業での導入が進んでいます。

また、テレワークを導入している企業のうち、9割以上の企業がテレワークを継続する意向を示しています。そのため、今後もリモートワーク・テレワークの実施は進んでいくと言えます。

(参照:東京都「テレワーク実施率調査結果」

リモートワークを行うメリット

職種や業界の経験がなくても、リモートで勤務できるケースが増えつつあります。

未経験からリモートワークを行うメリットは、以下の通りです。

  • 通勤時間を削減できる
  • 自分にとって働きやすい環境で仕事ができる
  • 効率的に業務を行える
  • ワークライフバランスを保てる

通勤時間を削減できる

「リモートワーク」と聞いて思い浮かぶ最大のメリットは、通勤時間の削減ではないでしょうか。
身支度にかかる時間や移動時間が削減できるので、心身ともに負担を軽減させることができます。
通勤に充てていた時間を活用して、プライベートの時間を充実させたり、睡眠時間を増やすこともできます。

自分にとって働きやすい環境で仕事ができる

自分にとって働きやすい環境で仕事ができることも、リモートワークのメリットです。
自宅やカフェ、コワーキングスペース、サテライトオフィスなどから、自分に合った場所で働けます。

また、旅行先で仕事をするワ―ケーションテレワーク向けのホテル宿泊プランなどもあり、好きな場所でリラックスしながら働くことができます。

効率的に業務を行える

リモートワークでは働きやすい環境で仕事を行えるため、集中力が高まり、生産性が向上しやすいという傾向があります。自宅であれば機器やデスク、チェアを調整できるため、自分に合った作業環境を構築しやすい、というメリットもあります。

また、オフィスで発生しがちな煩わしい雑務や、人間関係からくるストレスを削減できるので、より仕事に集中できます。

ワークライフバランスを保てる

リモートワークでは、場所や時間にとらわれず働くことが可能です。
そのため、育児や介護などによって時間に制約ができ、毎日オフィスに出勤することが難しい社員でも、休職・退職することなく働き続けることができます。

また、テレワークを機に都市圏から地方へ移住し、生活を充実させるケースも見られます。

リモートワークを行うデメリット

未経験からリモートワークを行う場合、以下のようなデメリットもあります。

  • オンオフのメリハリがつきづらい
  • コミュニケーションが取りづらい場合もある

オンオフのメリハリがつきづらい

特に自宅で業務を行う場合、オンオフのメリハリを付けづらい傾向があります。
生活空間と作業空間が近くなってしまうため、集中力が低下してしまったり、仕事のことばかり考えてしまうなどの状況になりかねません。

コミュニケーションが取りづらい場合もある

リモートワークでは、主にチャットなどのメッセージツールやWeb会議でコミュニケーションをとります。
オフィス勤務であれば、少し声をかければ解決できるような内容でも、リモートワークではわざわざテキストにしなければなりません。

また、テキストでは温度感が伝わりづらく、コミュニケーションに齟齬が生まれる場合もあります。
このようにコミュニケーションコストがかかるため、オフィス勤務に比べてコミュニケーションが取りづらく感じることがあります。

リモートワークを行いやすい職種3選

「リモートワークができる環境で働きたい」
「未経験の職種でも、リモートワークで働きたい」

とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

リモートワークの向き不向きは職種によって決まります。
この章では、リモートワークを行いやすい職種について、特徴別にご紹介します。

自分に合った職種を見つけるには?

「リモートワークで働きたいけど、どの職種がいいかわからない」という方には、With Studioの「適職診断テスト」がおすすめです。あなたの考え方の傾向や、強み弱みから適職を導き出します。

2分ほどで簡単に診断できるので、ぜひ試してみてくださいね。

IT技術に関心がある方におすすめ|エンジニア

一口にエンジニアとってもさまざまな種類があり、コンピューターシステムの開発において、提案から設計・開発・テストまでの一連の流れに携わる「システムエンジニア」やITインフラを担当する「インフラエンジニア」、機能を実装する「プログラマー」などがあります。

どのような職種でも、パソコンとインターネット環境が整っていれば時間や場所を問わずに作業ができ、制作に関するコミュニケーションもオンライン上で完結できます。

トレンドに敏感な方におすすめ|Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトのデザインを担当・制作する職種です。
グラフィックソフトを用いてWebサイトの配色やアイコンを決めたり、HTML、CSS、JavaScriptなどを使用してコーディングを行います。
制作したデータが納品物となることが多いため、リモートワークを実施しやすい職種です。



情報収集が好きな方におすすめ|Webライター

Webライターは、依頼されたテーマやキーワードに沿って、取材や情報収集を行い、執筆する職種です。
Webライターの主な業務である執筆は、パソコンとインターネット環境が整っていれば場所を問わず行えるので、リモートワークに適した職種であるといえます。
執筆内容によっては、現地調査や取材が必要になることもあるので、フルリモートを希望する場合は注意が必要です。

リモートワークのメリットデメリットまとめ

この記事では、リモートワークのメリットデメリットをご紹介しました。
エンジニアやWebデザイナー、Webライターなど、適した職種を選べば、未経験からでもリモートワークを行うことが可能です。

「リモートワークで働きたいけど、どの職種がいいかわからない」という方には自分に向いている職業がわかる「適職診断テスト」がおすすめです。考え方の傾向や強み・弱みから、あなたの適職を分析できるので、ぜひ試してみてくださいね。